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ひとりでちょっとだけ酔ってとろとろしていたらお母さんの友だちのおばさんとその子どもの籠って黙って頭から頻繁に
うずまき出し中の19歳の少年が家に突然きました
ちょうどお昼ごはんを食べていたとき少しだけ彼の話が話題にでていたからタイムリーだなと思いました
およそ10年前くらいに見た時はむちむちでぱつんぱつんだったけれどだいたい10年後くらいの今日みたら全部
大きく長細くなっていて大きかったけれどとくにひさしぶりーともならなくていい意味で緊張しなくて、大きく長細くなっているなあが感想でした
わたしに対してそんなにかわっていないと呟いていました
ワタルくんはおねえちゃんとふぉぼちんといっこがいる近くに座ってみんなをじっと見ていました
おねえちゃん(ワタルくんはときどきわたしんちには来て座って帰っていくみたいなのでお姉ちゃんとは何度も逢ってる)がワタルくんに
気を使って空回りしたり、どストレートすぎて厳しくなる質問をいっぱいワタルくんにしてワタルくんが呟いて返す荒野系な返事に
困っていて、見ていてとことん噛み合ない2人だなあと思って興味深く思ったけれど、お姉ちゃんもワタルくんもかわいそうに
思えてきて、ふぉぼちんといっことワタルくん3人で遊びたいことを会話の途中に何回かいれて話したけれどお姉ちゃんはわたしたちに
気をつかいすぎて自分がいなければみたいにちょっとなって、そのことはいいんだけれどずっとストレートすぎたり、
ワタルくんと遊んでみたかったのでおねえちゃんはやく3階いってくれないかなーと思ったりもしました
お姉ちゃんがりゅうのすけと眠りにいく時間ごろにワタルくんたちは帰ることになって一度バイバイをしたのだけれどふぉぼちんが
小声で横から、あいつ面白そうだから呼び止めてこい goだ って笑って言いだしたので同じことを思っていたわたしは嬉しくなって
玄関までおりていってワタルくんを呼び止めて夜中までか朝までかいつまでか一緒に遊ぶことにしました
ふぉぼちんはずっと飲み続け3人でどうでもいい話をしました
小さいリアルなワニのおもちゃを片手に小刻みにワニを揺らしながら普段どおり過ごしている姿が3人の中だれがいちばん天才っぽく
みえるか勝負しました
わたしはゆっくりお風呂に入って戻ってきたら男の人と少年が笑っていて、ワタルくんは自分からよく話をしていて顔のかんじが
かわっていたのであははと思いました 少し前からおやつに焼きのりを食べることがふぉぼちんだけで流行っていて、それがこの日
大爆発をして、 のり もっと のりのりのりもってきて のりくれのりくれ 酒もワインも それからのりだってば って訴えてきて
他にもいろいろあるのにのりがいいの?と聞くとのりがいいと言いきってのりを差し出すとすごいはやさで消費していってたので
この生き物と思いました のりは二瓶消費されました
夜中に話の流れでワタルくんがじゃあ外いこうぜって言いだしてふぉぼちんとワタルくんが出かけていきました
わたしは夜中の散歩イイナイイナと思いながら部屋を片付けたり、わたしたちの布団の隣にワタルくんの布団場所を作ったり
ふぉぼちんは珍獣になつかれるのが上手だなあとぼんやり思ったりしていました
2人がしばらくして帰ってきて、ふぉぼちんがのりを求めてきたけれどのりはもう渡さないで、今度はちびくんもやってきて、
ふぉぼちんはちびくんをくさくておもしろいやさしい性質のいい猫(そういえばこの日の朝ちびくんシャンプーしてあそんだ?)と
気に入ってちびくんはワタルくんに乗ったりふぉぼちんに乗ったりやたらゴロゴロして、
みんなで話をして笑ってテレビをみてまんがをよんで眠りました